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民家

こんにちは 浅賀です。

以前、日本の古民家を展示している所に行く機会がありました。

山岳地帯の民家、平地の民家、海沿いの民家、

それぞれ環境、産業に合わせた住まいで家の形も特長があります。

その中でも共通して見えるのはパッシブ設計の考えでした。

昔は今の様な空調は無かったのでその場所でいかに工夫するか、

長年積み重ねてきた知恵がそこには詰まっていると感じました。

展示の一つで山岳地帯の民家は私の地元、秩父の物です。

大滝村栃谷の民家とあり、同じ秩父でもずいぶん山奥ですが

私の実家も同じ様な建物でしたので懐かしく感じました。

うろ覚えですが2階全てがお蚕の部屋で1階は古民家の間取りです。

お蚕が桑の葉を食べる音は今でもはっきり覚えています。

三和土の土間と台所、田の字の畳、縁側、深い軒、

自然素材で作られた内外装。

昔は夏は涼しくて冬は寒く11月には霜が降った記憶もありますので、

気温が上がってしまった現在とは違いますが、

自然と暮らす、環境に向き合う住まいは

形は違っても昔と変わらず重要ですね。

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