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日帰り登山の最難関「平ヶ岳」

平ヶ岳(ひらがだけ)」は、新潟県と群馬県の県境にある標高2,141mの日本百名山です。尾瀬ヶ原の北に位置します。

山名のとおり山頂付近は平坦な山容で、なだらかな草原状の山頂からは尾瀬の山々が望めます。

また平ヶ岳は、自然保護のため山小屋や避難小屋がなく、テント設営も禁止されています。

そのため登るためには日帰りのみ。しかも登山道のコースタイムは往復で約12時間。日本百名山の中で「日帰り登山の最難関」と言われています。

(例外で銀山平の民宿に宿泊した人のみ利用出来る送迎付きのショートカットコースも存在します。)

先日その平ヶ岳に挑戦してきました。

出発は早朝午前3時過ぎ。まだ暗い中、ヘッドランプを頼りに痩せた尾根やいくつものピークを超えて行きます。

登り始めは天気が良く、雲海が素晴らしかったのですが、山頂に付く頃は雨。それでも長い距離を歩いた後の達成感は格別でした。

上の写真は、下台倉山付近で出逢った一面の雲海と御来光。

下の写真は、雲海の中に浮かぶ尾瀬燧ヶ岳と平ヶ岳山頂付近の草原と池塘。

長い道のりを歩いて来た人だけが出逢える風景です。

(実歩行タイム 11時間33分 20.3km 標高差1,824m)

 

 本社設計室兼リフォーム 奥野進一

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