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日本三大峠のひとつ~雁坂峠

南アルプスの三伏峠、北アルプスの針ノ木峠と並んで日本三大峠と言われる峠のひとつが、秩父と山梨を結ぶ雁坂峠(標高2,082m)です。

今でこそ雁坂トンネルが開通して車で行き来することが出来る国道140号線ですが、トンネルが出来るまではこの険しい雁坂峠が難所となり長い間「開かずの国道」と呼ばれていました。

雁坂峠の歴史は古く、日本書記には日本武尊が蝦夷の地平定のため利用した道と記されているため日本最古の峠道といわれています。

また武田信玄の軍用道路、江戸時代から大正にかけては秩父大滝村の繭を塩山まで運ぶシルクロードとして使われました。

そんな歴史ある雁坂峠ですが、峠までの道のりは険しく時間も掛かります。埼玉県側には雁坂小屋がありますが、ここに泊まって奥秩父の山の縦走や甲武信岳を目指す人が多いようです。

それでも峠付近は、眺望も素晴らしく富士山もきれいに望むことができます。

写真は、歴史を感じる三大峠を表す表示板と峠から見た富士山。

ここから片道1時間弱で登れる雁坂嶺(標高2,289m 山梨百名山)もお勧めです。

(実歩行タイム 雁坂トンネル山梨県側起点往復 6時間27分)

 

本社設計室 奥野進一